炒め物と煮物の美味しさを両方楽しむことができる牛肉とトマトの炒め物

牛肉とトマトの炒め物
牛肉とトマトの炒め物


日本での露地栽培のトマトの旬は6月~9月ということだそうです。

今は旬から外れている時期なのですが、トマトはそのまま食べても調味料として使っても素晴らしい味わいを発揮してくれますよね!

今回は、トマトを使った『牛肉とトマトの炒め物』です。

この料理はスープが多いので、炒め物と煮物の美味しさを両方味わえます。

トマトの酸味が料理全体にサッパリとした味わいをプラスして、これがまた食欲をそそるんですよね。

この料理はどの地方の料理なのかはよく分からないのですが、多分香港料理だと思います。

前に香港料理店でこれとよく似た具材とソースに溶き卵を加えて加熱し、フワトロにして白米にかけた料理を食べたことがあります。

香港料理なだけに、西洋料理と東洋料理が融合したような旨味のある一品でした。



香港料理

 

香港料理は、広東料理がベースとなっています。

そこに、様々な国との歴史と文化の交差点で育まれた独自の食文化がプラスされているのが特徴です。

特にイギリス統治時代の影響を受けていて、多くの西洋の食材や調理法や料理(ミルクティー、エッグタルト、ベイクドライス等)が取り入れられています。

また、フランス料理の『ヌーベル・キュイジーヌ(Nouvelle Cuisine)』から影響を受けた『ヌーベル・シノワ』という革新的な料理スタイルがあります。

これは1980~90年代に生まれ、伝統的な中国料理にモダンな美意識と西洋的調理技術を融合させたものです。

現代的フランス料理のような繊細なデコレーションと小皿盛りとコース料理形式、油や塩分を極力減らし素材の味を活かした軽やかな味付け、ムースやジュレ等のソースの新たな開発、低温調理、ワインやチーズ等の西洋食材との組み合わせも試みるといったものでした。

西洋文化との接触が多かったことから、香港の料理人がフランス料理やイタリア料理等の技法を学ぶ機会が豊富だったことが発想の下地となっているのでしょうね。

ちなみにヌーベル・シノワは、西洋料理だけに影響を受けているだけではなく日本料理にも影響を受けています。

それは刺身です。

香港風刺身は、日本の刺身文化をベースにしながらも、広東料理と西洋的な食文化(香菜、ネギ、ピーナッツ、ゴマ油、中国醤油等を使う)を融合させたスタイルとなっています。

 
香港風刺身
香港風刺身

中国でこの香港風刺身を食べたことがあるのですが、サラダのようなカルパッチョのような見た目が特徴的でした。

使われる魚はサーモンが特に中国で人気で、刺身といえばサーモンがよく出てきていたのを覚えています。
 



トマト

 

トマト
トマト

トマトはナス科トマト属の1年生果菜で、16世紀以前、原産地アンデスの高地にあった種をメキシコのアステカ族が栽培を始めたといわれています。

16世紀になってジャガイモと共にヨーロッパに渡ったようです。

当初トマトは『poison apple』と呼ばれて毒を持っていると思われていていたので観賞用とされていました。

18世紀になって食用にしようと考える人が現れ、長期間に及ぶ品種改良を繰り返し、現在のようなトマトとなっていきました。

19世紀になって食用として広く栽培され始めたそうです。

日本には1661年から1673年頃に長崎へ伝わったのが最初とされています。

当時は『唐柿』と呼ばれていました。

やはり日本でも当初は観賞用(なんだか実は青臭いし、真っ赤な色合いが気味悪いと敬遠されていた。)とされていていました。

食用として利用されるようになったのは西洋の食文化が入ってきた明治以降からだそうです。

 

🍴 牛肉とトマトの炒め物

材料(2人分)

  • 牛もも肉・・・150グラム
  • トマト・・・1個
  • 絹さや・・・4枚
  • 長ネギ・・・10センチ
  • 生姜・・・少量
  • 鶏ガラスープ・・・80ml
  • オイスターソース・・・大さじ0.5杯
  • トマトケチャップ・・・大さじ2杯
  • ウスターソース・・・大さじ0.5杯
  • 砂糖・・・小さじ0.5杯
  • 塩・・・適量
  • 胡椒・・・適量
  • 中国醤油・・・少量
  • ごま油・・・少量
  • 水溶き片栗粉・・・適量

🔄 代用食品のアイデア

・絹さやの代用・・・スナップエンドウ、インゲン
・ごま油の代用・・・ネギ油、家に常備してある油
・牛もも肉の代用・・・鶏もも肉
・ウスターソースの代用・・・中濃ソース、とんかつソース、お好みソース
・中国醤油の代用・・・日本の濃い口醤油

🌿 食材の旬

・トマト:6~8月(露地栽培)
・絹さや:3~6月 長ネギ:12~2月

作り方

1.食べやすく切った牛もも肉をボウルに入れ、中国醤油、ごま油、塩、胡椒、水を加えて手でよく揉みます。

2.中華鍋に油をひいて熱し、牛肉を入れて軽く炒めてから取り出します。

3.良い香りがしてきたらくし切りにしたトマト、絹さやを加えて炒め合わせます。

4.ソース(鶏ガラスープ、トマトケチャップ、ウスターソース、オイスターソース、砂糖、塩を混ぜ合わせたもの。)と牛肉を加えます。

5.軽く煮詰めるように煮込んでいきます。

6.トマトがトロリと溶けてきたら、水溶き片栗粉を回し入れてトロミを付けて出来上がりです。


💡 ポイント:中華料理なのでスープのようなシャバシャバとした感じではなく、トロミ感があるように仕上げてみてください。トロミ感が強ければそのまま食べても白ご飯にかけて食べても両方美味しくいただけます。


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