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| ボンゴレ・ロッソ(アサリバージョン) |
ボンゴレ・ビアンコに一手間をかけて、トマトベースのボンゴレ・ロッソに仕上げています。
ロッソにするためにビアンコに『マリナーラソース』を加えて作りました。
アサリから出る上品な旨味がトマトソースと混ざり合って、とても豊かな味わいになっています。
今回はアサリを使いますが、今の時期ならハマグリも最高です!
ちなみにロッソとはイタリア語で『赤』という意味で、ビアンコが『白』という意味になります。
マリナーラソース
マリナーラソースはパスタ料理だけではなく、ピザ等にもよく使われるソースです。
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| マリナーラ |
マリナーラとはイタリア語で『船乗りの』という意味になり、ナポリの船乗りがよく食べていたことに由来しているそうです。
マリナーラソースがナポリの船乗りがよく食べていた以前の発祥起源にはいくつかの説があるそうです。
- 16世紀半ばにスペイン人がトマトをヨーロッパに持ち込んだ後、ナポリの船に乗船していたコックが発明したという説。
- ナポリの船乗りの妻たちが彼らの海からの帰港後に食べるのために考えて準備して作っていたという説。
それにしても料理の説というものは、有名な人物の特に歴史的で政治的なものと比べて一次情報が詳細に文書に記録されているものは少なく、又聞きや想像的なものが多いので結果的に俗説が生まれて色々な話が出てきてしまうという傾向がありますよね。
ボンゴレ
ボンゴレとはマルスダレガイ科の二枚貝のことを指します。
その他で日本で馴染みが深い物としてアメリカ出身のホンビノスガイ(マルスダレガイ科メルケナリア属)があります。
今回の料理に使っている貝はアサリで、マルスダレガイ科アサリ亜科アサリ属に属するものとなります。
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| アサリ |
日本ではボンゴレというと家庭でも料理店でもアサリが安価で入手しやすいのでよく使われていますが、本場イタリアではハマグリ(Vongole veraci、Vongole comuni等)を使うことが多いそうです。
ハマグリはマルスダレガイ科 ハマグリ亜科ハマグリ属に属するものとなります。
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| ハマグリ |
調理的に私が元イタリアンのシェフに言われていたこととして覚えているのが
「ハマグリは体内に海水を多く溜め込んでいるので調理に使う塩は気持ち少なめで!」
というものでした。
「なるほど! 」
この言葉を聞いて、ハマグリの場合は海水の塩分という天然の調味料を利用するという面白さを凄く感じたのを覚えています。
まずは最初にパスタソースの作り方から始めましょう!
🍴マリナーラソース
材料(2人分)
- ホールトマト・・・4カップ
- オリーブオイル・・・大さじ3杯
- ニンニク・・・大さじ1杯
- 赤唐辛子・・・2本
- スイートバジル・・・5枚
- 塩・・・少量
- 胡椒・・・少量
🔄 代用食品のアイデア
・ホールトマトの代用・・・トマトケチャップ、トマトピューレ、生のトマト、トマトペースト、トマトジュース スイート・バジルの代用・・・コリアンダー、セロリの葉、パセリ、イタリアンパセリ
・オリーブオイルの代用・・・家庭にある油
🌿 食材の旬
・バジル:7~10月(種まきは4月の下旬頃から6月頃)・ニンニク:6~8月
・唐辛子(辛味種):7~11月
作り方
1.鍋にオリーブオイル、ニンニクのみじん切り、種を抜いた赤唐辛子を入れ、焦がさないように炒めます。2.ニンニクがキツネ色になってきたら、ホールトマトを手で潰して鍋に加え、塩、胡椒、スイートバジルの葉を入れ、弱火で焦がさないように30分程度煮詰めて出来上がりです。
💡 ポイント:マリナーラソースは、オリーブオイルとニンニク、赤唐辛子で作るシンプルなトマトソースです。
タマネギ等の野菜を使わないので、トマトと香辛料の風味がストレートに味わえます。
バジルは香りが飛びやすいので煮込みすぎないのがポイントです。
美味しいソースを作ったら、次は料理全体の作り方になります!
🍴ボンゴレ・ロッソ
材料(2人分)
- アサリ・・・600グラム
- オリーブオイル・・・大さじ4杯
- ニンニク・・・1片
- 赤唐辛子・・・2本
- イタリアンパセリ・・・大さじ1杯
- 白ワイン・・・大さじ4杯
- 塩・・・少量
- 胡椒・・・少量
- マリナーラソース・・・適量
- スパゲッティーニ・・・160グラム
🔄 代用食品のアイデア
・アサリの代用・・・ハマグリ、ホンビノスガイ・オリーブオイルの代用・・・家庭にある油
・スパゲッティーニの代用:スパゲッティ
・イタリアンパセリの代用:クレソン、三つ葉、スイートバジル、カーリーパセリ、セロリの葉
🌿 食材の旬
・イタリアンパセリ:3~5月、9~11月・アサリ:3月~5月、9月~10月
作り方
1.フライパンにオリーブオイルをひいて、みじん切りにしたニンニクと種を抜いた赤唐辛子を加えて、火にかけて焦げないように炒めます。2.ニンニクがキツネ色になってきたら、アサリを加え、続いてマリナーラソースを加えて混ぜます。
3.白ワインとみじん切りにしたイタリアンパセリを加え、蓋をしてアサリを蒸し煮にします。
4.アサリの殻が開いた頃に蓋を開け、ソースが半分になるまで煮詰めます。
5.ゆで上がったスパゲッティーニを鍋に加えて混ぜ合わせ、塩、胡椒で味を調えます。
6.お皿に盛って、仕上げにみじん切りにしたイタリアンパセリを散らして出来上がりです。
💡 ポイント:パスタのスパゲッティとスパゲッティーニは名前がよく似ていますよね。
ただ性格がちょっとだけ違っていてスパゲッティ(約1.6~1.9mm)で食感はシッカリとしていてモッチリとしているのでミートソースやオイル系やトマト系似合う万能タイプです。
スパゲッティーニ(約1.4~1.6mm)で食感は軽くて繊細なので、ペペロンチーノやマリナーラや魚介や軽いトマトソースと合います。
今回、スパゲッティーニを選んでいるのは、ボンゴレロッソは『軽さと香り』が主役の料理なので、スパゲッティよりも細いスパゲッティーニのほうが旨味と香りを最大限に引き出せるためだからです。
太いスパゲッティだとパスタの主張が強くアサリの風味が後ろに押し込まれてしまいがちになり、スパゲッティーニならパスタが軽く旨味が前に出るというのが理由となります。
美味しく作ったマリナーラソース、もし余ってしまったのならこのような料理に使ってみるというのも面白いと思います。
イタリア風のグラタンでパスタにリガトーニを使っていますが、今回ボンゴレ・ロッソに使っているスパゲーティーニや代用のスパゲッティを使ってもリガトーニでは味わうことのできない繊細な食感を味わうことができて、また別の美味しさがあると思います。
余ったマリナーラソースが、翌日には『煮込み不要の絶品グラタンソース』に早変わりします!
余ったマリナーラソースが、翌日には『煮込み不要の絶品グラタンソース』に早変わりします!
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