シンプルでありながらも奥深いイタリアの家庭料理の味わい:ポロ・アッラ・カチャトーラ

ポロ・アッラ・カチャトーラ
ポロ・アッラ・カチャトーラ

ポロ・アッラ・カチャトーラ(Pollo alla Cacciatora)です。

『ポロ(Pollo)』は『鶏肉』、『アッラ(alla)』は『〜風に』、『カチャトーラ(Cacciatora)』は『狩人風の』という意味になり、直訳すると『狩人風に調理された鶏肉』という意味合いになります。

鶏肉を玉葱とトマトだけで煮込むとてもシンプルな料理です。



狩人風


別名『狩人風』とも呼ばれます。

狩人が山や森で野鳥を狩ってきて、手軽にあるトマトを使って作ったのがこの名前の始まりだとも言われています。

この料理は、鶏肉をオリーブオイルでソテーし、トマト、玉葱、白ワイン、塩でグツグツ煮込んで出来上がりです。

グツグツと煮込んでフンワリ柔らかくなった鶏肉に、トマトから滲み出たジューシーなソースがしみ込み、

鶏肉の旨味とトマトの酸味と甘味を口の中で一度に味わうことができます。


カチャトーラは地域によってレシピに違いがあります。

 
  • 中部イタリア(トスカーナ):カチャトーラ発祥の地と言われていて赤ワインとトマトを使って作ることが多い。

  • 北イタリア:トマトを使わないインビアンコ(白色)タイプのカチャトーラも作られている。

  • 南イタリア:トマトをタップリと使ってトマトの風味と味わいを濃厚なほどに引き出している。
 

この料理は家庭料理(日曜日の家族の食卓や祝祭日に登場することが多い)でもありますので、それぞれの家庭によって、様々なレシピがあるのでしょうね!

ちなみにトスカーナやウンブリア(狩猟文化が根強い)では兎肉を使うカチャトーラ(Coniglio alla Cacciatora)が鶏肉を使ったものよりも古くからあり、伝統的な料理となっています。

そういえば、狩人風と似た料理も日本にもありますよね。

鍬焼きです。

 
鍬焼き
鍬焼き


狩人ではないのですが、大昔に山で農業を営む方が野鳥を見つけてこれを獲り、調理をしたのが始まりだと言われています。

調理しようにも鍋等の調理器具は持ち合わせていないので、そのかわりに農機具の鋤を使って作ったのがこの料理の始まりで名前の由来であるという説があります。

イタリアと日本。

作る方の職業の違いはありますが、似た感じのエピソードですよね!

鍬焼きのレシピは今後紹介していきますのでお楽しみに!



🍴 ポロ・アッラ・カチャトーラ

材料(2人分)

  • 鶏モモ肉や手羽元等の部位・・・250グラム
  • トマト・・・100グラム
  • ミニトマト・・・5個
  • タマネギ・・・中0.5個
  • 白ワイン・・・30ml
  • バジルの葉・・・8枚
  • 塩・・・適量
  • EX・ヴァージン・オリーブオイル・・・30ml

🔄 代用食品のアイデア

・EX・ヴァージン・オリーブオイルの代用:普段使っている油
・バジルの代用:イタリアンパセリ、ルッコラ、タイム、セロリの葉、セージ
・白ワインの代用:シャンパン、スパークリングワイン

🌿 食材の旬

・トマト:6~8月(露地栽培)
・玉ねぎ:3~4月(様々な品種がありますので旬はほぼ一年中といえますが、新玉ねぎはこの時期となります)
・バジル:7~10月

作り方

1.鶏もも肉は一口大に切り、手羽元等の部位に塩を振り掛けます。

2.フライパンにEX・ヴァージン・オリーブオイルをひいて熱し、鶏肉を入れて両面に焼き色を付けます。

3.薄切りにした玉葱を入れて炒め、しんなりとしてきたら白ワインを注いで、アルコールを飛ばします。

4.ざく切りにしたトマトとヘタだけを取り除いたミニトマトとバジルの葉を加えて、全体のスープが無くなる程度まで弱火でコトコト煮込みます。

5.塩で味付けをして出来上がりです。

💡 ポイント:器に盛りつけてスイートバジルの葉を散らすと、風味がより一層引き立ちます。
できれば丸鶏一羽を購入して作ると鶏肉のいろいろな部位の味わいを楽しむことができてより本格的になります。


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