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| 真鯛とホタテ貝柱のキャセロール |
この料理はソースにホタテ貝柱の旨味のジュースをタップリと含ませてあります。
香ばしくソテーした真鯛のふっくらとした身とパリッとした皮、ホタテの甘み。
これをほうれん草たっぷりのクリームソースと一緒にオーブンで焼き上げました。
キャセロール
キャセロールは20世紀初頭にアメリカで発展しました。
冷蔵庫の残り物を活用できるということから『節約料理(第一次世界大戦中の食糧不足時代に定着)』としても活躍しているそうです。
チーズ、トマトソース、クリームソース等、好みに応じてさまざまなアレンジが可能なので、特に家庭料理として人気(1950年代にキャンベル社がスープ缶を使ったレシピを広めたことによって定着)が高いそうです。
ちなみに、キャセロールとはフランス語で『鍋(casserole)』を意味する言葉だそうで、ルーツはフランスになります。
そしてこの料理は、調理に使用した鍋のまま給仕されるという意味合いもプラスされます。
フィレンツェ風
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| イタリア フィレンツェの風景 |
今回料理に使用しているほうれん草(トスカーナ料理の象徴的な野菜)はフィレンツェの名産品であり、料理に『フィレンツェ風』という名前が付くと具材として使われることが多くなるということです。
フィレンツェのメディチ家からフランス王室へ嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスの大好物がほうれん草だったそうです。
小さい頃からパクパクと食べていたそうです。
彼女が王室へ嫁ぐ際、「フランスの料理は口に合わないかもしれないかも!?」と考え、フィレンツェからほうれん草の種や苗、そして調理法を知る料理人を連れて行きました。
そして、宮廷で毎日のようにほうれん草を使った料理を出させたため、フランスの料理人たちがそれを『王妃の故郷のスタイル』として認識し、『フィレンツェ風(à la florentine)』と名付けて定着させました。
ちなみにイタリア本国では、ほうれん草料理のことをわざわざ『フィレンツェ風』とは呼ぶことはほとんど無く、『ほうれん草のソテー』だとか『ほうれん草入りのオムレツ』のように呼ぶだけで、ほうれん草が自分たちの街の代名詞だという意識はあまりありません。
イタリアで『フィレンツェ風』と呼ばれる料理は意味合いが違っていて、ほうれん草のことではなく『フィレンツェ伝統の調理法(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ等)』のことを指しています。
ほうれん草を使った料理を『フィレンツェ風』と呼ぶのはイタリア以外の海外で特にフランスなのだそうです。
🍴 真鯛とホタテ貝柱のキャセロール
材料(2人分)
- 真鯛の切り身・・・2切れ
- ホタテ貝柱・・・6個程度
- ほうれん草・・・8株程度
- ニンニク・・・1片
- 白ワイン・・・60ml
- 生クリーム・・・100ml
- パルメザンチーズ・・・大さじ4杯
- オリーブオイル・・・20ml
- バター・・・小さじ3杯
- 塩・・・適量
- 胡椒・・・適量
- 薄力粉・・・適量
🔄 代用食品のアイデア
・真鯛の切り身の代用:他の白身魚・ホタテ貝柱の代用:牡蠣
・生クリームの代用:エバミルク、豆乳
・パルメザンチーズの代用:粉チーズ、グリュイエールチーズ
🌿 食材の旬
・ニンニク:6~8月・ホタテ貝柱:5~7月
・真鯛:12~3月
・ほうれん草:11~2月
作り方
1.ほうれん草は塩を入れた熱湯で茹でて、水分をシッカリと絞った後に3センチ程度に切ります。2.フライパンにオリーブオイル、バターを入れて熱し、みじん切りにしたニンニクを入れて焦げないように炒めます。
3.良い香りがしてきたら、帆立貝柱を加え、塩と胡椒を振り、帆立貝柱の両面を炒め、白ワインを加えます。
4.ソースが煮詰まってきたら、ほうれん草と生クリームを加え、全体を馴染ませつつ、更に煮詰め、塩と胡椒で味を調整して火を止めます。
5.真鯛の切り身の両面に塩と胡椒を振り、薄力粉をまんべんなくまぶします。
6.フライパンにオリーブオイルとバターを入れて熱し、真鯛の切り身を入れて、両面を焼きます。
7.耐熱容器にクリームソースを敷き、鯛の切り身をのせ、残りのソースを入れます。
8.その上からすり下ろしたパルメザンチーズを振りかけ、オーブン(230~250度)で10分程度、焼き色が付くまで焼いて出来上がりです。
💡 ポイント:真鯛を焼く際には、皮目からジックリと焼いてパリッとさせておくと、後のオーブン調理でも香ばしさが残り、食感のアクセントになります。
もしハンバーグを作った際に残ったナツメグがありましたらソースにほんの少しだけナツメグを振りかけてみてください。
ほうれん草とクリームの相性が劇的に良くなり、一気に本格的なフランス料理の香りに変わります。
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