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| ウツボのタタキ |
写真の料理はウツボのタタキです。
身の方は、鰻や穴子と色合いや見た目が似ていますが、皮の部分の模様が一般的な魚のものと違っているのが特徴的ですね。
一口食べると食感はグミのような感じがあります。
初めて食べたときは「何だこれは!?」とビックリとしたのを覚えています。
身自体は白身で淡泊です。
ゼラチン質を多く含んでいるのでグミのような弾力に富み、それをジックリと噛みしめていると、じんわりと上品な旨味が口の中に広がっていく感じですね。
この味わいを感じていると、次第に日本酒をゴクリと飲みたくなってしまう美味しさなんですよね。
この料理に合う日本酒は淡麗辛口 でしっかりした酸味のあるタイプの日本酒が最も相性が良いと思います。
その理由としては、ウツボ特有の濃厚な旨味・ゼラチン質のコクを、辛口のキレと酸味がきれいに切り、後味をサラリと感じさせてくれるためです。
そしてウツボのタタキは高知県の名物料理なのでやはり合わせるお酒は高知県で造られたものがベストだと思います。
同じ場所の空気、水、土地で育ったもの同士の方が一番性格も相性も合っていて良いのではないかと私は考えています。
その中でも、
- 酔鯨:土佐辛口の王道、淡麗辛口・キレのある後口
- 美丈夫:端正で軽快、脂を受け止める辛口、軽快さとフレッシュさとキレの良さ
- 久礼:コクとキレのバランスが良い万能型、辛口と吟醸香とシッカリとしたコク
- 文佳人:端正な辛口で柔らかな酸がポン酢醤油と合う
- 南:旨味の強い純米で濃厚なウツボにも合い、酸味とキレと米の旨味も併せ持つ
をオススメします。
日本酒が大好きな方には是非オススメしたい一品です。
ウツボ
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| ウツボ |
ウツボって見た目が蛇っぽいのですが、魚なんですね。
凶暴な顔付きをした大型肉食魚です。
ちなみにウツボの名前の由来は、長い体が矢を入れる『靫(うつぼ)』に似ているからという説と、岩穴に潜むウツボの習性から空洞を意味する古語『うつほら』が『うつほ』になって『うつぼ』となったという説があるそうです。
ウツボを食べる地域は限られているのですが、高知県では郷土料理として食されています。
よく似た感じのウツボとウミヘビ(魚類)とウミヘビ(爬虫類)の違い
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| ダイナンウミヘビ(魚類) |
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| イイジマウミヘビ(爬虫類) |
- 分類:ウツボはウナギ目ウツボ科、ウミヘビ(魚類)はウナギ目ウミヘビ科、ウミヘビ(爬虫類)は有鱗目コブラ科等
- 呼吸:ウツボとウミヘビ(魚類)は鰓呼吸でウミヘビ(爬虫類)は肺呼吸。
- 鱗:ウツボは無く、ウミヘビ(魚類<退化していて目立たない>)とウミヘビ(爬虫類)は有り。
- 胸鰭:ウツボとウミヘビ(爬虫類)は無く、ウミヘビ(魚類)は種によって有り。
- 毒:ウツボとウミヘビ(魚類)は無く、ウミヘビ(爬虫類)は種によって強い毒を持っているもの有り。
- 生息域:ウツボは海中の岩場や珊瑚礁、ウミヘビ(魚類)は海底の砂地等、ウミヘビ(爬虫類)は熱帯から亜熱帯の地域。
ちなみに私は、ウミヘビ(魚類)とウミヘビ(爬虫類)をまだ食べたことがありません。 ただ、陸地に生息している蛇は食べて飲んだことがあります。
1つは広東料理の蛇のスープです。
大昔に食べたきりでうろ覚えなのですが、広東料理の一つで、蛇肉の細切りをキクラゲ、椎茸、生姜等と共に煮込み、片栗粉でとろみを付けたものでした。
蛇肉は臭みが少なく鳥肉のような柔らかな食感と淡白な味わいが特徴だと言われていることもあります。
私が食べた時の個人的な感想ですが、その蛇肉は生ではなく乾燥したものを水等で戻したものだったのかもしれません。
蛇は細切りにはなっているものの蛇肉は確かに鳥肉のような味わいがありましたが食感はそれよりも硬く小骨も少なからず感じられ爬虫類っぽいような香り(蛇特有?)があったのを覚えています。
基本的に乾燥した食材は蛇だけに限らず香りや味わいが凝縮され風味が強調されたものとなりますよね。
もう1つがハブ酒でした。
大きなガラス製の瓶の中にとぐろを巻いたハブが入っていて強烈なインパクトでした!
特にこちらを睨み付けてくるようなハブの目力が凄かったです!
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| ハブ酒 |
酒は度数の強い沖縄の泡盛に漬けられていてハブのエキスがタップリと出たような感じで、酒の色合いは透明感のある薄い黄土色となっていました。
一口飲んでみて、甘味のあるような強いアルコールが口の中に広がり、やはり爬虫類っぽいような香りと風味(蛇特有?)があったのを覚えています。
そういえば、ハブは毒を持っていますので「飲んでも大丈夫なのか?」と思う方もいらっしゃると思います。
ハブの毒は高濃度アルコールに長期間漬けることで無毒化されるため、ハブ酒をゴクゴクと飲んでも安全なのだそうです。
見た目は蛇に似ていますが、やはり魚(ウツボ)の旨味は格別です!
以下に作り方を添えておきます!
以下に作り方を添えておきます!
🍴ウツボのタタキ
材料(2人分)
- ウツボ・・・半身程度(一部のスーパー等で売っている予めボイルしていたり生で骨切りをしたものでもOK)
- 万能ネギ・・・適量
- ミョウガ・・・適量
- タマネギ・・・適量
- ポン酢醤油・・・適量
🔄 代用食品のアイデア
・ウツボの代用:鱧、鰻、穴子・ミョウガの代用:生姜
🌿 食材の旬
・タマネギ:通年(普通の玉葱)、3~5月(新玉葱)・万能葱:通年
・ミョウガ:6~10月
作り方
1.一匹まるままの場合は三枚におろし蒸します。2.骨抜きをして、薄くそぎ切りにします。
3.万能ネギ、ミョウガ、さらし玉葱等の薬味とポン酢醤油でいただきます。
💡 ポイント:タタキと名がついていますが皮も身も中までしっかりと火を通してください。
ウツボ等のウナギ目の魚は血液に弱毒が含まれており、加熱(60~65度以上)によって完全に分解されます。
しっかり熱を通すことで安全に、そして最高に美味しくいただけます。
加熱に加えて、皮目は調理用バーナーで炙る一手間を加えると香ばしさがプラスされます。
ウツボは非常に小骨が多く、しかも複雑に入り組んでいます。
ご自身で捌く場合は、身の中に隠れた Y字型の骨を丁寧に取り除くのがポイントです。
この料理は高知県の名物料理なのでそれに合わせてミョウガを材料に加えていますが、これはあってもなくてもお好みで良いと思います。
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